『森陶岳』の85メートル登り窯は、古備前を凌駕したのか?
備前焼の大家、森陶岳先生の展示会に岡山市迄出かけて来ました。
陶芸に興味がある方なら、森陶岳先生の全長85メートル・幅6メートル・高さ3メートルの「森陶岳大窯」プロジェクトはご存じでしょう。
昨年1月に火入れして、燃焼三ヶ月半!さらに冷ますこと三ヶ月!窯出しは八月というビッグプロジェクトの完結を見ない訳にはいかないじゃないか、の意気込みで、2月10日(UPに一月以上もかかりました。笑)に仕事をずる休み?して出掛けて見て来ました。
場所は岡山駅前のシティミュージアムです。平日だったせいか、割りと人も少なくゆっくり観賞することが出来ました。
最高1200度まで上昇させ、107日間焚き続けた数千点の作品のなかから、「五石甕」 などの大甕、甕、大皿、花入など大小の作品約50点が展示されていました。
講演 「森陶岳、大窯プロジェクトについて語る」 も 2月7日(日)、14日(日)、21日(日)に有った様ですが、残念ながら都合が会いませんでした。
備前焼で、私が気にかけている若手(そろそろ中堅かな)作家さん(申し訳ありませんが、お名前は人気が上がり、私が購入出来ない事態が起きるとも限らないので、了見が狭いですが、教えられません、汗)の個展も近くで有ったので、一緒に行ってきました。
森陶岳先生(イメージしていたよりも背が高くて精悍な方です。)も居られて、握手していただきました。
古備前の凄さを改めて確認し、自身の慢心(そんな事は誰も思わないと思うのですが)に気が付き、古備前の技法復活に取り組見始めて、40年経過したそうです。
森陶岳大窯ならではの複雑な焼成環境が、過去には見られなかった独特の焼け色(これが備前焼?と思う物が有ったり、カビやねん菌の様な美しい、自然のビロード)を生み出していました。
「公的工業試験場による成分分析では古備前と同等の数値を示すなど、大きな成果をあげた作品の数々をご覧ください」と、監修の白井洋輔さんがおっしゃる通り素晴らしの一言です。
先ず、入り口入って正面に五石瓶!五石ですよ、一合が180ミリリットル、一合の十倍が一升、一升の十倍が一斗、一斗の十倍が一石、さらにその5倍ですから、水を入れたら900リットル、約1トンです(笑)。
身長174センチの私の肩位はゆうに有りました。
「何かに突き動かされてきました。後には引けません。陶芸人生のすべてをかけた挑戦です」との解説。
静かな口調ながら並々ならぬ闘志をみなぎらせる陶岳先生にとって、「新大窯」はまさに集大成であり、備前焼のみならず陶芸界にとっても画期的な一大プロジェクトなのです。
窯出しの作品がずらり並ぶ展覧会の開催が待たれるとの事でしたが、実現します。
写真の撮影が出来なかったので、サイン入り限定200冊の写真集を購入しました。
陶岳先生に「次の火入れはいつ頃ですか?」と失礼にも質問してしまいました。
「そうだね~先ずは、この分を買って頂かないとね~、槇代が出ませんね~笑」とにこやかに笑われてました。
シティミーュージアムの1階上で岡山の常設展を行っておりましたので、そちらも見学して来たのですが、古備前の瓶も有りました。
陶岳先生の瓶の方が、数倍魅力的でした。
皆さんはどう感じたのでしょうか?気になりますね。
いつも応援ありがとうございます。
歴史って本当に面白いですよね~!
今後もランキングにはこだわって良い記事をUPしたいと思います。はげみになりますので宜しくお願い致します(^人^)
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陶芸に興味がある方なら、森陶岳先生の全長85メートル・幅6メートル・高さ3メートルの「森陶岳大窯」プロジェクトはご存じでしょう。
昨年1月に火入れして、燃焼三ヶ月半!さらに冷ますこと三ヶ月!窯出しは八月というビッグプロジェクトの完結を見ない訳にはいかないじゃないか、の意気込みで、2月10日(UPに一月以上もかかりました。笑)に仕事をずる休み?して出掛けて見て来ました。
場所は岡山駅前のシティミュージアムです。平日だったせいか、割りと人も少なくゆっくり観賞することが出来ました。
最高1200度まで上昇させ、107日間焚き続けた数千点の作品のなかから、「五石甕」 などの大甕、甕、大皿、花入など大小の作品約50点が展示されていました。
講演 「森陶岳、大窯プロジェクトについて語る」 も 2月7日(日)、14日(日)、21日(日)に有った様ですが、残念ながら都合が会いませんでした。
備前焼で、私が気にかけている若手(そろそろ中堅かな)作家さん(申し訳ありませんが、お名前は人気が上がり、私が購入出来ない事態が起きるとも限らないので、了見が狭いですが、教えられません、汗)の個展も近くで有ったので、一緒に行ってきました。
森陶岳先生(イメージしていたよりも背が高くて精悍な方です。)も居られて、握手していただきました。
古備前の凄さを改めて確認し、自身の慢心(そんな事は誰も思わないと思うのですが)に気が付き、古備前の技法復活に取り組見始めて、40年経過したそうです。
森陶岳大窯ならではの複雑な焼成環境が、過去には見られなかった独特の焼け色(これが備前焼?と思う物が有ったり、カビやねん菌の様な美しい、自然のビロード)を生み出していました。
(白いビードロ!粘菌にしか見えない窯変です。笑)
「公的工業試験場による成分分析では古備前と同等の数値を示すなど、大きな成果をあげた作品の数々をご覧ください」と、監修の白井洋輔さんがおっしゃる通り素晴らしの一言です。
先ず、入り口入って正面に五石瓶!五石ですよ、一合が180ミリリットル、一合の十倍が一升、一升の十倍が一斗、一斗の十倍が一石、さらにその5倍ですから、水を入れたら900リットル、約1トンです(笑)。
(写真集歪んでますが失礼します。)
身長174センチの私の肩位はゆうに有りました。
「何かに突き動かされてきました。後には引けません。陶芸人生のすべてをかけた挑戦です」との解説。
静かな口調ながら並々ならぬ闘志をみなぎらせる陶岳先生にとって、「新大窯」はまさに集大成であり、備前焼のみならず陶芸界にとっても画期的な一大プロジェクトなのです。
窯出しの作品がずらり並ぶ展覧会の開催が待たれるとの事でしたが、実現します。
写真の撮影が出来なかったので、サイン入り限定200冊の写真集を購入しました。
陶岳先生に「次の火入れはいつ頃ですか?」と失礼にも質問してしまいました。
「そうだね~先ずは、この分を買って頂かないとね~、槇代が出ませんね~笑」とにこやかに笑われてました。
シティミーュージアムの1階上で岡山の常設展を行っておりましたので、そちらも見学して来たのですが、古備前の瓶も有りました。
陶岳先生の瓶の方が、数倍魅力的でした。
皆さんはどう感じたのでしょうか?気になりますね。
いつも応援ありがとうございます。
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今後もランキングにはこだわって良い記事をUPしたいと思います。はげみになりますので宜しくお願い致します(^人^)
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コメント
No title
約3年間ほど備前焼を勉強してまして、
菊練りからロクロ、登窯での焼成まで一通り。
そこそこサイズの壺と徳利くらいですが(笑)
ちゃんと真剣に備前焼を経験してきました。
豊岡に住む知人が陶芸をしているそうなので、
いつか足を運び、久しぶりにロクロを回したいです。
菊練りの仕方は忘れてしまって
もう出来ないかもしれませんが…(苦笑)
2016-03-17 16:22 taka :a URL 編集