「古事記」出雲神話の旅!伊邪那美を祀る『揖夜神社』 - 「高天原の縁側日記」
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2016/03/08

「古事記」出雲神話の旅!伊邪那美を祀る『揖夜神社』

今回の古事記、出雲神話の旅は伊邪那美を祀る「揖夜神社」をご紹介します。

今回は 「意宇六社」通称「六社さん」 のうち『揖夜神社』を紹介します。

揖夜神社0

揖夜神社1

揖夜神社3


前出の「黄泉比良坂」のすぐ近くに有ります。



『 伊弉冉命 』(神社記述)をお祀りしています。

先ず注目して頂きたいのが、『狛犬』です。頭を低くして尻尾を上げ今にも飛び掛かりそうな形を「出雲構え」と呼んでいます。

出雲構えの狛犬は「来待石(出雲石)」で作られています。

揖夜神社2


来待石は砂岩で柔らかく加工しやすいのが特徴(風化しやすい欠点も有ります)で、江戸時代に、北前船で日本海側の各地に伝わっています。

揖夜神社和鏡
(和鏡が印象的ですね。)


もちろん本殿には 『 伊弉冉命 』が祀られています。

揖夜神社左


本殿左側には『韓国伊太氐神社』があり、『出雲国風土記』在神祇官社「伊布夜社」、および式内社「同社坐韓国伊太氐神社」に比定される。

祭神は素盞嗚命、五十猛命。

『韓国伊太氐神社』に 素盞嗚命が祀られているのが気になりますね。

高天原は韓国なのかと考えさせられます。

揖夜神社右


本殿右側には『三穂津姫神社』『出雲国風土記』不在神祇官社「伊布夜社」に比定される。

祭神は三穂津姫命が祀られています。

三穂津姫(みほつひめ)は、日本神話に登場する神高皇産霊尊の娘で、大物主神あるいは大国主神の后です。

この三人 (伊弉冉命・素盞嗚命・三穂津姫 )の神様ですが、卑弥呼、その後の和国大乱を招いた男神壱与の繋がりに似てると思われませんか?


同じ神社に祀られているだけで、想像をかきたてられます。

壱与は天照大御神かもしれません。

歴史って面白いですね~。


七夕祭りでは有りませんが、一年に一度 『伊邪那岐』 『伊邪那美』の 二神が出合うと言われる「一ツ石神幸祭」が行われます。

中海の一ツ石と呼ばれる石の上で二神が一年に一度出会われるそうです。

【穂掛祭・一ツ石神幸祭】
8月28日に行われます。

前日27日に神職たちは中海の袖師ヶ浦で禊をしたあと、社務所で甘酒や焼米などの神饌を作る。

当日には午前中の祭礼の後に用意した神饌を境内75箇所に奉る。

午後からは中海500m沖合にある禊場「一ツ石」まで神輿を舟に載せて運んで行き、海の安全と豊漁をお祈りする「一ツ石神幸祭」が行われています。

いつも応援ありがとうございます。
歴史って本当に面白いですよね~!
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コメント

非公開コメント

No title

こんばんは。いつもお世話になっております。
そうなんですよね。この石の狛犬さん、可哀想な姿になっていることが多くて。こちらはきれいな姿に見えます。ほっ。
三枚目の画像で、鏡なのかしら。正面にロボットの目が光っているように見えてどっきりしました。
出雲、ゆっくり回りたいです。

Re: No title

つねまるさん

コメントありがとうございました。
出雲はよく行きます。
つねまるさんの熊野古道みたいかな?
行けば行くほどに魅力に取りつかれるところです。
つねまるさんを見習って、私も狛犬に注目です。