神々を訪ねて『出雲大社・荒垣外摂社』を歩く!一気に三社「勿論、天照大御神もお祀り・纏向遺跡も新事実!」vol④
『やはり纏向遺跡が邪馬台国?「桃の種」年代が確定!』
奇しくも、「タイミング良すぎるやろ!」のニュースが飛び込んで来ました。前回卑弥呼=天照大御神のブログを書いて、反響も凄くて、ご意見も一杯頂きました。ありがとうございましたm(__)m。
さて昨日の新聞各社が、「纏向遺跡の「桃の種」年代は卑弥呼の時代と重なる。 」のほぼ同じ見出しでスクープを伝えました。
各社新聞によりますと、邪馬台国の有力な候補地とされる奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡で見つかった大量の桃の種の年代を測定した結果、女王・卑弥呼の時代と重なることが分析結果からわかりました。邪馬台国の謎に迫る新たな資料として注目されるようです。
纒向遺跡は、3世紀から4世紀にかけての大規模な集落跡で、邪馬台国があった場所の有力な候補の1つとされています。遺跡では、8年前、卑弥呼の宮殿跡との説もある3世紀前半の大型建物跡のそばで、桃の種が2000個以上見つかりました(現地に行って来ましてフィールドワークしてきました。)。この桃の種を、名古屋大学の中村俊夫名誉教授と元徳島県埋蔵文化財センターの近藤玲さんが、それぞれ放射性炭素を使った年代測定を行ったところ、いずれも西暦135年から230年の間のものの可能性が高いことがわかりました。
卑弥呼は中国の歴史書「魏志倭人伝」で、3世紀前半ごろに邪馬台国を治めていたとされ、今回の結果は卑弥呼の時代と一部、重なっています。また、桃は古くから神聖な果物とされていたことから、卑弥呼が行った祭しで供えたのではないかという指摘もあるということです。
桜井市纒向学研究センターの寺澤薫所長は、「魏志倭人伝の記述にある卑弥呼の時代と重なり、纒向遺跡について考えるうえで重要な資料」としています。
邪馬台国九州説の研究者の皆さんは卑弥呼 と明確には結びつかないとの見解です。邪馬台国が九州にあったとする説を唱える、佐賀女子短期大学の高島忠平名誉教授は、「参考になる研究成果だが、邪馬台国の所在地や卑弥呼と結びつく明確な材料はなく、今回の成果で論ずるのは無理があるのではないか」しています。
確かに、この桃の年代が分かったからといって、卑弥呼が纒向遺跡に居たことの根拠では無いですし、ましてや箸墓古墳が卑弥呼の墓と証明された訳でも有りません。
しかしながら、纒向遺跡の場所に当時日本最高の都市国家が有ったであろうことは証明されました(これから最も凄いものが他所から出てくれば別ですが!)。
更に注目したいのは、桃が神聖な物だということです。伊邪那岐が黄泉国の鬼女「黄泉醜女(よもつしこめ。醜女は怪力のある女の意)」から追われた時に投げつけたのも桃でしたね。纒向遺跡周辺の前方後円墳は日本最古の物です。この地が邪馬台国では無いにしても、倭→大和と続く日本国家の中心に成っていった事の証明に大きく近付いたのではないでしょうか?今後の展開が楽しみですね~(*^^*)
さて、出雲大社に戻って荒垣外摂社をご紹介しましょう。
それでは、『市郎右衛門』の歴史ブログをお楽しみ?くださいね(人´ω`*).☆.。




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【今回ご紹介するのは、荒垣外摂社の三社⑥上宮(かみのみや)・⑦下宮(しものみや)・⑪大歳社(おおとしのやしろ)の三社です。★を付けた社はご紹介済】
①★神魂伊能知奴志神社(命主社、いのちぬしのやしろ)・式内社。神産巣日神を祀る。(出雲市大社町杵築東182)
②阿須伎神社(阿式社、あじきのやしろ)・式内社。大国主の神子の阿遅鉏高日子根神を祀る。(出雲市大社町遥堪1473)
③大穴持御子神社(三歳社、みとせのやしろ)・式内社。子の事代主神・高比賣命(古事記では下照比賣命)と素戔嗚尊の孫の御年神を祀る。(出雲市大社町杵築東)
④大穴持御子玉江神社(乙見社、おとみのやしろ)・式内社。子の下照比賣命を祀る。(出雲市大社町修理免字向地920)
⑤大穴持伊那西波岐神社(いなせはぎのかみのやしろ)・式内社。天穂日命の子で、国譲りの際に事代主のもとに使者として向かった稻背脛命(いなせはぎのみこと)を主祭神とし、白兔神を配祀する。(出雲市大社町鷺浦102)
⑥★上宮(かみのみや)・素戔嗚尊・八百萬神を祀る。神在祭の際、神々の会議所となる。(出雲市大社町杵築北)
⑦★下宮(しものみや)・天照大御神を祀る。(出雲市大社町杵築北)
⑧出雲井社(いずもいのやしろ)・岐神(ふなどのかみ)を祀る。(出雲市大社町修理免)
⑨★因佐神社(いなさのかみのやしろ)・建御雷神を祀る。(出雲市大社町杵築3008)
⑩湊社(みなとのやしろ)・櫛八玉神を祀る。(出雲市大社町中荒木)
⑪★大歳社(おおとしのやしろ)・素戔嗚尊の子の大歳神を祀る。(出雲市大社町杵築北)
⑫祓社(はらいのやしろ)・祓戸四柱神を祀る。参道大鳥居の東側にあり参拝者が前もって身心を祓い清める社。(出雲市大社町杵築東195)
⑬★野見宿禰神社(のみのすくねじんじゃ)・参道大鳥居の西側、神苑相撲場の北西にあり相撲の始祖野見宿禰命(第13代出雲國造 襲髄命(かねすねのみこと)を祀る。
【最初にご紹介するのは、天照大御神を祀る⑦下宮(しものみや)・天照大御神を祀る。(出雲市大社町杵築北)】
番号順に行こうかとも思いましたが、ブログの流れから天照大御神を祀る摂社、下宮からご紹介です。天照大御神って誰?なんて愚問は必要無いですよね。
【次にご紹介するのは⑥上宮(かみのみや・仮の宮)・素戔嗚尊・八百萬神を祀る。神在祭の際、神々の会議所となる。(出雲市大社町杵築北)】
旧暦の十月、他地域では神様が留守になるので神無月といいますが、ここ出雲では神在月と呼びます。そして全国の八百万の神々が出雲大社に集まられ、諸々の事、特に人々の縁に関することを会議「神議り(かむはかり)」されると言い伝えられています。実際に、この「上宮」の扉を開けられるのは、年に一度、この神在月の7日間だけだそうです。その間、出雲大社の神職さんもここに詰めておられます。
出雲の各神社では「神迎祭(かみむかえさい)」に始まり、「神在祭(かみありさい)」そして、全国に神々をお見送りする「神等去出祭(からさでさい)」が行われます。
稲佐の浜での神迎神事、旧暦の十月十日の夜(2018年は11月17日です。)、出雲大社の西の稲佐の浜において神迎神事が行われ、龍蛇神の先導の元、八百万の神々は出雲にお着きになります。それより1週間大国主大神の元で会議をされ、旧暦十月十七日に出雲大社をお発ちになります。そしてその神々の会議所となるのが、この上宮です。素戔嗚尊に関しては天照大御神同様に説明は不要ですね(笑)。
一昨年、私も神在祭の神迎え神事に参加することが出来ました。稲佐の浜に人人人、一種のトランス状態になるような感じがしました。とても言葉では言い表せない神秘の体験です。皆さんも一度参加されてはいかがでしょうか?
【最後にご紹介するのは、⑪大歳社(おおとしのやしろ)・素戔嗚尊の子の大歳神を祀る。(出雲市大社町杵築北)】
大歳神って誰?という方も居られるのではないでしょうか、簡単にご紹介させていただきます。日本神話では、建速須佐之男命(スサノオ・素戔嗚尊)と神大市比売(かむおおいちひめ・大山津見神の娘)の間に生まれた大年神(おおとしのかみ・大歳神)とされてています。基本は農耕の神様です。柳田國男は、一年を守護する神、農作を守護する田の神、家を守護する祖霊の3つを一つの神として信仰した素朴な民間神が年神であるとしています。
【最後に一言】
前回、卑弥呼=天照大御神のブログに対して多くのコメントを頂きました。感謝しますと共にもっともっとご意見を伺いたいと感じました。その中で私の説明が至らない事で自身の意見が否定されたと思われた方もおられるかもしれませんが、そんなことはありません。卑弥呼=天照大御神自体が私の意見とは違うからです。さらには私が素人であるがゆえの、説明不足もあります。又改めて市郎右衛門に教えてやろうと思われましたら。どしどしコメントを頂けましたらうれしいです。少しでも日本の歴史に興味を抱いて頂ける方々が増えますように願っております。
いつも応援ありがとうございます。歴史って本当に面白いですよね~!
今後もランキングにはこだわって良い記事をUPしたいと思います。はげみになりますので宜しくお願い致します(^人^)
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