お腹がふくらんだら、懐もふくらませていただきましょう。『金持神社』 - 「高天原の縁側日記」
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2017/08/25

お腹がふくらんだら、懐もふくらませていただきましょう。『金持神社』

さて、お腹が膨らんだら次は何ですか~~?そうです。懐もふくらませたいですよね~任せてください、一気に大金持ちを目指しましょう。(笑)
そこでご紹介するのは、鳥取県日野郡日野町金持に鎮座する『金持神社(かもちじんじゃ)』です。「金持神社は金運祈願・開運祈願で有名な神社です。

主祭神、天之常立尊(あめのとこたちのみこと)、配神に八束水臣津努命(やつかみずおみずぬのみこと)、淤美豆奴命(おみずぬのみこと) を御祭神とし、国土経営、開運、国造りの神様をお祀りしています。

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(どうですか~そこらじゅうに飾ってある高額当選御礼凄いですね。)

開運伝説もある金持神社には多くの参拝客が訪れます。中には参拝し商売がうまくいった、宝くじの一等が当たったなどの開運話が多くあるそうです。金運祈願・開運祈願で有名になった今は、人気のスポットになっています。

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【金持神社(かもちじんじゃ)ってどんな神社?】

P8120131.jpg(人気なのか御水舎も整備されています。)
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(はい恒例の長階段です。(笑))
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(まだまだ~~~!本当にダイエットしたいよ~~~!)
P8120157.jpg(本殿が見えてきました。)

鳥取県日野郡日野町金持(かもち)に鎮座する、金運祈願・開運祈願で有名な神社です。

主祭神、天之常立尊(あめのとこたちのみこと)は、天地開闢の際、別天津神五柱の最後に現れた神です。独神であり、現れてすぐに身を隠してしまいます。『日本書紀』本文には現れず、『古事記』および『日本書紀』の一書にのみ登場します。『古事記』では天之常立神と表され、宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)の後、国之常立神(くにのとこたちのかみ)、『古事記』においては、神世七代の最初の神様に先立って登場します。(簡単に説明すると、日本神話で五番目に現れたえらい神様です。)

天(高天原)そのものを神格化し、天の恒常性を表した神であると考えられています。『先代旧事本紀』では天之御中主神(あめのみなかぬし)と同一の神であるとしています。

旧社格は村社なんですよね~(笑)。創建は810年といわれています。

【金持神社の概要】

P8120147.jpg(その前に久々の出雲駒ちゃんやっぱり風情が有りますね~。)
P8120142.jpg(身構えるように頭を低くして尾を建てる出雲型素晴しい造形です。)
P8120158.jpg(はい本殿に着きました、コンパクトな可愛い拝殿です。)
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(樹木で見えにくいですが、綺麗な神殿ですね。周りに御札は珍しいです。)

その縁起のよい名前から、金運・開運祈願の神社として広く信仰を集めています。このため、ジャンボ宝くじ発売シーズンになると参拝者が急増するそうです。(サマージャンボも終わってたから空いてたのかな?)

金持郷は、昔、黄金より勝ると言われた「玉鋼」の産地で、原料の真砂鉄が採れる谷を多く所有し、金具の文字で表されているように、鉄(てつ)のことを金(かね)と読んでいた事から、金の採れる谷を多く持つ郷「金持」と呼ばれるようになったと伝えられています。

810年(大同5年~弘仁元年)出雲国の神官の次男が、伊勢神宮参拝のため、この地(当時は伯耆国日野郡金持郷)を通りかかったところ、お守りとして身につけていた神前の根付の玉石が急に重くなりました。そして、この地に宮造りするよう神夢があったので、宮造りしたと伝えられています。

【金持景藤公が必勝祈願】

P8120096.jpg(今回碑文綺麗に撮れてます。そろそろ慣れてきたかも?)
P8120170.jpg(御由緒と龍神図の説明)
P8120175.jpg(「金持神社だけに」金銀の龍が迫力です。)

この地の豪族、金持景藤(鎌倉時代~南北朝時代)は、1333年、隠岐を脱出された後醍醐天皇を奉じて船上山へと義兵を挙げた元弘の忠臣です。鎌倉幕府討伐の軍に参加し大活躍しました。その際、金持神社に必勝祈願し、神前の戸帳を御旗にしたと伝えられています。京都への遷幸の折には、天皇の右側に名和長年公・左側が金持景藤公で「錦の御旗」を持ち上洛しました。金持大和守景藤公のお墓と伝えられている宝篋印塔が金持地内に現在も残っています。

金持神社の縁起物や、日野町の特産品を販売している、観光物産館 金持神社札所(売店)が、神社近く(国道181号沿い)にあります。

【境内の銘木サワラとチャンチン 】

P8120204.jpg(サワラの木は見つけました。チャンチンはどこに在ったんだろう?)

金持神社境内には、鳥取県銘木100選中、サワラ、チャンチンの2本があり樹齢600年位と云われています。サワラは神社の遷宮の際に屋根のコワ材として利用するために植えられたものと考えられています。チャンチンはセンダン科の薬木で、実は目薬に用い、先人が鉄生産の予防薬として、中国より取り寄せたものと考えられています。 鳥取県内では、このチャンチンの木は、この「金持神社」の銘木1本しか確認されていません。縁起物として、金持箸(350円)や金運招福ケースが販売されていました。

【金持姓のルーツはここだ~!】

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(金持姓が何人おられるのかわかりませんが?ここが発祥だそうです。)

日本で一番景気の良い名字の「金持」。その金持姓のもとになった地名がこの地です。歴史は古く鎌倉幕府御家人、金持広親は1205年から守護職として、この伯耆の国を治め、鉄器製造が盛んである地域にふさわしく、国宝・太刀「童子切安綱」で知られる日本最古の刀匠、伯耆安綱を輩出しています。「金持」は「吾妻鏡」などにも記載のある由緒ある名字なんです。
ちなみに、近頃刀剣女子なる刀好きの女性が多いいようですが、「童子切安綱」は清和源氏の嫡流である源頼光が丹波国大江山に住み着いた鬼・酒呑童子の首をこの太刀で切り落としたという伝承から「童子切」の名がついたとされる国宝です。

【開運伝説ももちろんあるよ~!「長谷部信連公の再起」 】

平家物語や源平盛衰記など多くの古書で快男児としてうたわれている長谷部信連公。1180年、後白河法皇の第二皇子の平氏追討計画が事前に発覚、信連公は密かに皇子を宮殿から脱出させ、孤軍奮闘しました。そのため七年間、金持郷に流刑の身となりました。その間に日野町にとって大切な延暦寺、長楽寺、祇園神社などを残しています。平氏滅亡後、源頼朝御家人七人衆の一人として、安芸国宮島の検非違使、能登国の地頭職として山中温泉の発掘等を手がけ、のちに加賀百万石前田家の筆頭家老職(穴水城主)として明治まで続く長氏の始祖となりました。つまりこれも金持郷「金持神社」の開運 祈願がかなったということですね。

P8120162.jpg(最後にもう一度正面から、自分の心とお金に向き合っておきましょう。)




【最後に一言】

現在、長崎県の五島列島沖で国立研究開発法人、情報通信機構(NICT)チームが太平洋戦争後米軍によって五島列島沖に沈められた、旧日本軍の潜水艦を撮影しています。目的は広島に落とされた原爆・リトルボーイの部品を運んだ重巡洋艦インディアナポリスを沈めた潜水艦「伊58」です。
「伊58」の戦果は素晴らしいかもしれません。ただ「伊58」が人間魚雷といわれる、人間魚雷回天を戦線に初めて投入し、第一陣である菊水隊(名前が悲しい)で初めて作戦に使われたことを忘れてはいけません。さらに重巡洋艦インディアナポリスを沈めた部隊では多聞隊(こちらも悲しい名前です)の一艦として「伊58」は呉を出撃し戦闘におよびました。

菊水は後醍醐天皇が楠木正成に菊の紋を与えようとしたところ「畏れ多い」といって半分をみずから水の流れにかえた紋ですし、多門は隠岐に流された後醍醐天皇を待つ間、京都で潜伏していた時に使用していた正成の偽名です。

先日TVのニュースで流れた人間魚雷回天の映像には、確かに菊水の紋が有りました。軍記物語『太平記』には、正成について「智・仁・勇の三徳を備え、命をかけて善道を守るは古より今に至るまで正成ほどの者は未だいない」と書かれていますが、陛下に対する忠勤を戦争に利用するのは、天皇が本来神を祀る最も大きな存在であることを考えると残念でなりません。

いつも応援、ありがとうございます(^人^)。
歴史って本当に面白いですよね~!

今後もランキングにはこだわって良い記事をUPしたいと思います。はげみになりますので宜しくお願い致します(^人^)
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