「神戸三宮」といえば『生田神社』 - 「高天原の縁側日記」
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2016/06/08

「神戸三宮」といえば『生田神社』

紹介したい寺社仏閣が多くて何処から手を付けるべきなのか迷いますが、出雲神話の関連が多かったので、我が家の近くも紹介したいと思います。
お寺はまだ全然ですね~m(__)m気長にお願いします。

そこで神戸『生田神社』のご紹介です。

兵庫県神戸市中央区下山手通一丁目にある神社です。
式内社(名神大)で、旧社格は官幣中社。
同じ兵庫県内の廣田神社・長田神社とともに神功皇后以来の歴史を有します。



神戸東急ハンズのすぐ北に在るので、ハンズの駐車場の代わりに時々使わして頂いています。
確か駐車券に参拝代金と書かれていたと思うので(今回伺ったら機械化が進み普通のチケットに成ってました。残念!)、駐車する度に生田神社にお詣りしたこととなり、有りがたい気持ちに成れます。

生田神社1(木の鳥居は伊勢神宮の遷宮による木材で作られたものです。)
生田神社2
(官幣中社!神社格式につてはまたいつか。)
生田神社3(朱色の鳥居も綺麗です。)
生田神社4(楼門!阪神淡路大震災で大きな被害を受けました。)

かつて、現在の神戸市中央区の一帯が社領であり、これが「神戸」という地名の語源となりました。
地元では「生田さん」として親しまれており、初詣時期(兵庫一番の人出!)にはもちろん、それ以外の時期にも参拝客が絶えません(この日も東南アジア系の方々が一杯でした。)。

祭神は『稚日女尊(わかひるめのみこと』「稚く瑞々しい日の女神」を意味し、我国における最高神太陽神と崇められ伊勢神宮内宮にお祀りされる、天照大神の幼名とも妹とも和魂(荒魂と相対するもので、雨や日光の恵みなど、神の優しく平和的な側面である。神の加護は和魂の表れです。 )であるともいわれています。
稚くみずみずしい日の女神様であり、物を生み育て万物の成長を御加護する神様です。

生田神社の御創建は神功皇后(じんぐうこうごう)元年(西暦201年)と日本書紀に記されており、「『日本書紀』神功皇后条巻第9(神功皇后摂政元年2月)」に下記のように記されています。

「吾は活田長峡国(いくたながをのくに)に居らむとす」とのたまふ。
因りて海上五十狭茅(うなかみのいさち)を以て祭(いわ)はしむ。


『神功皇后』が海外外征の帰途、今の神戸港にてお船が進まなくなったために神占を行ったところ、稚日女尊が現れられ、 「吾は活田長峡国に居らむと海上五十狭茅に命じて生田の地に祭らしめ。(=私は“いくた”の“ながさの国”におりたいのです。“うなかみのいそさち”に命じて生田の土地に祀らせてほしい)。」との神託があったので、海上五十狭茅という者を神主として祀られたと、日本書紀に記されています。

同じくこの時に、大阪の住吉大神と総称され海の神として信仰される、底筒男命・中筒男命・表筒男命が住吉神社に、天照大神の荒魂が西宮市の広田神社(阪神タイガースフアンはご存知ですよね。)に、事代主神が神戸市長田区の長田神社にお祀りされたと伝えられています。

当初は、現在の新神戸駅の奥にある布引山「砂山(いさごやま)」に祀られていた。799年(延暦18年)4月9日の大洪水により砂山の麓が崩れ、山全体が崩壊するおそれがあったため、村人の刀祢七太夫が祠から御神体を持ち帰り、その8日後に現在地にある生田の森に移転したといわれています。
生田神社5(拝殿、外国の方が撮影しておられたので、人が居なくなるまで待ちました)
生田神社6(赤ちゃんのお宮参りが多かったようですが、合間に撮影!)
生田神社7(本殿の千木、女神さまです。)


平城天皇の806年(大同元年)には「生田の神封四十四戸」と古書には記され、現在の神戸市中央区の一帯が社領であった所から、神地神戸(かんべ)の神戸(かんべ)がこの地の呼称となり中世には紺戸(こんべ)、近年に神戸(こうべ)と呼ばれるようになりました。

生田神社は珍しいことに、元旦には門松は立てず杉飾りを立てるそうです。それは、延暦18年の大洪水の際、社の周囲には松の木が植えられていたそうですが、全く洪水を防ぐ役割を果たさなかったので、その故事から、今でも生田の森には1本も松の木は植えられていません。また過去には能舞台の鏡板にも杉の絵が描かれいたそうです。

源平の戦いの場所として有名で数多くの史跡や末社もが有るのですが、今回は雨降りや工事中で次回報告します。

ポートアイランドに1800年の歴史で初めて分社が初めて造られた(御旅所は有るようですが)のでそちらをお詣りした報告と一緒にUPします。

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