出雲と伯耆の間に埋葬された、伊邪那美の墓を推定②! - 「高天原の縁側日記」
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2016/04/02

出雲と伯耆の間に埋葬された、伊邪那美の墓を推定②!

伊邪那美の墓を探せ!第二段です。

古事記では、伊邪那美 の遺体は、『 神避し伊邪那美命は、出雲国の伯伎(伯耆)の国との堺の比婆山に葬りき。』と書かれています。

古事記の記述を正確に信じれば、出雲と伯耆の間にあるはずですから、その地域で比婆山若しくは、伊邪那美の御陵候補地とされている場所の内、私が訪れた場所を幾つか紹介しましょう。

二番目は、国道432号線脇の小山の麓、神納峠(島根県松江市八雲町)です。
ここの立札つき「宮内庁!立ち入り禁止」もちろん峠の名前は「伊邪那岐を追った伊邪那美が、自ら魂をこの地に納めた所であることから付いた」と伝えられることから付いたと言われています。



ただ、地図でもお分かりのように、出雲と伯耆の間とは言えないかも知れません、完全に出雲ですね。

神納峠1

神納峠2

この立札世界的にも、類を見ない珍しさだと思います。
神様の墓は此処ですよって、国が認めてるって事ですよね!

例えばギリシャでデーメーテール(大地の母で、穀物の女神、ギリシャ神話のイザナミですね!)の墓は此処ですとか。
イタリアでミネルウァ (詩・医学・知恵・商業・製織・工芸・魔術を司るローマ神話の女神)は此処に眠ってますとか、立札立てられるでしょうか?
有り得ませんよね、日本だけではないでしょうか。

三番目は、母塚山(鳥取県西伯郡南部町、標高276メートル)です。



母の塚のある山、母とは須佐之男の母の 伊邪那美 、塚とはもちろん墓の事です。
地元では、比婆の山であるとの言い伝えがあります。

母塚山

南部町誌には「 伊邪那美を祀る神社が大正時代迄有った」と記載されています。
現在その神社は麓の福田正八幡宮に合祀されています。

とにかく、見晴らしが素晴らしくて、もし私が須佐之男ならば、母をここに葬むりたいと願うかもしれません。

母塚山より大山を望む
(大山が目の前に、素晴らしい景色です)
最後はお墓山(鳥取県日野郡日南町大菅、標高758メートル)ですが、登山道も整備されておらず、一人では危険?と言われていて、まだ確認していないので、場所だけ参考に記載します。

お墓山

出雲には三貴神の須佐之男伝説は沢山有るのに、天照は無いですよね~月読に至っては皆無に等しいけど、本当に兄弟だったのでしょうか?

私は誓約に全ての謎を解く鍵が有ると踏んでるんですけどね(笑)

皆さんはどう考えられてますか?

いつも応援ありがとうございます。
歴史って本当に面白いですよね~!
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コメント

非公開コメント

No title

> 神様の墓は此処ですよって、国が認めてるって事ですよね!
たしかに・・・そう考えると凄い事に思えてきました。

それにしても本当に歴史がお好きなんですね!

自分は歴史系が全くダメなので(記憶力の問題かもw)
こういう記事を読むと、ただただ感心してしまいます。

でも古事記にはロマンを感じますね!
ファンタジックな内容は好きなので♪

Re: No title

taka:aさんありがとうございます。

> > 神様の墓は此処ですよって、国が認めてるって事ですよね!
> たしかに・・・そう考えると凄い事に思えてきました。

そうなんですよ~(笑)
日本の但馬に生まれて良かったと思います。

> それにしても本当に歴史がお好きなんですね!

小学校の卒業文集の将来の夢は歴史学者と書いたんですが、間違えてしまって、今更乍ら後悔をしています。

> 自分は歴史系が全くダメなので(記憶力の問題かもw)
> こういう記事を読むと、ただただ感心してしまいます。

そのようなことは(笑)ただ好きなだけです。

> でも古事記にはロマンを感じますね!
> ファンタジックな内容は好きなので♪

ハイ!是非歴史好きになってください。