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2018/07/07

「くわばら、くわばら」の語源知ってました?語源を求めて三田市桑原『欣勝寺』

「くわばら、くわばら」の雷封じの呪文、死後に雷の祟り神となったとされる菅原道真が領地であった桑原には雷を落とさないからだとか、雷神が桑の木を嫌うからということで、雷よけの効果があるとされています。伝承の残る我が家の近く三田市桑原『欣勝寺』を訪ねてみました。



【プロローグ】雷の祟り神といえば菅原道真ですよね。


嫌なことや災難を避けようとして唱えるまじないに「くわばら、くわばら」が有ります。えっ!「もうお年寄りしかいわない」って?(笑)

本当ですね、近頃余り聞いたことが有りません。これは元々、死後に雷神となったとされる、菅原道真の領地「桑原」には落雷がなかったところから、その地名をまじないにしたとも言われています。

また、雷神が農家の井戸に落ちて農夫にふたをされてしまったとき、雷神が「自分は桑の木が嫌いなので、桑原と唱えたなら二度と落ちない」と誓った、という伝説によるとも言われます。

雷がゴロゴロと鳴り出した時に、自分の所に落ちないための呪文であり、転じて恐ろしいことが起きた時に身に降りかかる災難を除けるための呪文です。

P6160042.jpg(曹洞宗といえば柱巻だそうです。西陣織の風神雷神柱巻)

今回私が訪れたのは、自宅からご近所?車で30分程度の兵庫県三田市(さんだし)桑原『欣勝寺』です。雷様の子どもが井戸に落ちた伝承が有り、どちらかといえば、菅原道真と関係無い方ですね。それではご紹介いたしましょう。 

それでは、『市郎右衛門』の歴史ブログをお楽しみ?くださいね(人´ω`*).☆.。
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京都にくわばらってあるの?



雷と菅原道真公の由来は、道真公が政敵の左大臣藤原時平との抗争に敗れ大宰府に左遷され怨霊となり、京都に災いを及ぼしたという話から始まります。

道真公は宇多天皇に重用されて、右大臣に昇進し右大将を兼任、従二位まで昇進しました。それを快く思わない藤原氏や他の貴族に謀られて大宰府に左遷され、903年(延喜3年)その大宰府で亡くなった後は怨霊(雷神)となり、京都を襲ったとされます。

道真の死後、京には荒れ、醍醐天皇の子が次々に病死するなどの事態が発生、これを道真のたたりと恐れた朝廷は流刑に処した道真の子供らの刑を解き、京に呼び戻しました。これによって京が安泰になった事から、天神を祀ったことで有名です(北野天満宮は有名ですね)。

京都府京都市中京区に「桑原町」という地名があります。一見どこにでもありそうな地名ですが、不思議なことが有るのです。

何が不思議化といいますと、京都市街地のど真ん中にあるこの桑原町という地名は居住区ではなく、「北は京都市上京区京都御苑」「西と南は京都市中京区四丁目」「東は桝屋町(富小路通り)」という地名に完全に囲まれており、丸太町通上の20m×30mで囲まれた一角のみなのです(つまり道の上だけ)。

京都御所自体は丸々京都市上京区京都御苑という地名になっており、桑原町の東西に隣接する中京区四丁目、桝屋町(富小路通)は共に京都御所に隣接している事と、南部の京都簡易裁判所も中京区四丁目、枡谷町に囲まれている事から桑原町が道路上のみの地名で、居住区でない事が分かります。

一見不思議に感じますが、現在の京都を形作ったのは、豊臣秀吉で16世紀末の事ですから、平安期の町割りは少し違ったものだったのかもしれません。菅原道真公とも有ろう方の所領が20m×30mということも考えにくいことから、後に(秀吉時代の町割り改革時)このような道路上に成ったのかもしれません。



「くわばら、くわばら」の語源の元となった場所が、和泉市内にもあった。和泉33ヶ所札所の1つである成福寺にも同じような昔話があるようです。雷神が農家の井戸に落ちて農夫にふたをされてしまったとき、雷神が「自分は桑の木が嫌いなので、桑原と唱えたなら二度と落ちない」と誓った、という伝説によるともいわれます。

P6160047.jpg(あわてんぼう雷様が落ちた雷井戸)

私がご紹介する、兵庫県三田市桑原「欣勝寺」にも境内には雷の子供が落ちたといわれる雷井戸があり、また、長野県千曲市桑原にも菅原道真に関わる雷伝説が語り継がれているということです。

P6160048.jpg(ご由緒書)

民話「くわばら、くわばら、欣勝寺」



【三田の民話「くわばら くわばら 欣勝寺」】

P6160028.jpg(民話「くわばら、くわばら、欣勝寺」)

『昔々、あわて者の雷の子どもは欣勝寺の井戸に落ちてしまいました。どうしても外に出られないので「助けてくれ~!」と大声で叫んでいるのを見た和尚さんは井戸にふたをしてこらしめました。雷の子どもは「助けておくれ、二度と桑原へは雷を落としません。」と約束したので、和尚さんは助けてやることにしました。雷の子どもは、雲の上に戻ってから、両親にこの話をすると、雷の親はとても感謝をして仲間を集めて、「これからは桑原には決して雷を落としてはならないぞ。」と皆に言いました。それからというもの、欣勝寺や桑原には雷が落ちたことがないと言います。そのようなことがあってから、「くわばら くわばら」と唱えると雷は落ちないと言い伝えられています。 』

三田市桑原『欣勝寺』




P6160001.jpg(山門)
P6160057.jpg(本堂、新しいです。)
P6160014.jpg(山号額は川本幸民の曽祖父寄贈だそうです。)
P6160020.jpg(奥に見えるのが、ご本尊の虚空蔵菩薩です。)

永禄年間(970年~973年)に清和天皇より別れた源満仲の開基を伝える真言宗の道場で、桑原さ山欣浄寺と称されました。その後、安貞2年(1228年)曹洞宗の開祖道元禅師が28歳の時に、有馬温泉に入浴した際に、桑原のに地に立ち寄り、この寺の山が宗の不老山に似ていることから、体宋山欣勝寺と命名し、曹洞宗に改宗されました。境内には雷の子供が落ちたと言われる雷井戸があります。

なお、ご本尊は虚空蔵菩薩で元亀4年(1573)に、安房国(現在の千葉県)清澄寺から、「欣勝寺」へ本尊としてもたらされました。数え年13歳の時にお参りすると知恵を授かるといわれる「十三まいり」としても有名です。

住職は同級生?


CIMG9212.jpg
(豊岡市日高町にある曹洞宗の寺「隆国寺(牡丹寺として有名で、関西花のお寺 第6番)」)

余談ですが、欣勝寺の方丈さん(お坊さんの呼び方というのはなかなか難しいようで、曹洞宗 では、住職のことを「方丈(ほうじょう)」と呼びます。)とゆっくりお話をさせていただきました。わが家の宗教が日蓮宗であること、曹洞宗については三田市で600年の歴史を持つ「永澤寺」で座禅を数回行ったことがあることなど話をした話をさせていただきました。

お話の中で、仏教という宗教が生き方を主眼に置いた宗教であることなど、楽しくお話しさせていただきました。話の中でどうやら年齢が近いようなのでお尋ねすると全く同じ年齢でした。

曹洞宗のお寺ということで、実家近くの兵庫県豊岡市日高町にある曹洞宗の寺「隆国寺(牡丹寺として有名で、関西花のお寺 第6番)」の方丈さん(住職)が高校の同級生なのでその話をしますと、「はいはい存じ上げてますよ、大学の時は同じクラスでした。」と申されましたので、びっくりしてまた話が盛り上がってしまいました。

隆国寺の牡丹は5月が見ごろ(過ぎてしまいましたが)です。方丈さんの太田くんは高校の同級生、素敵なお寺ので又改めてご紹介したいと思いますが、皆さんもよろしければ是非出かけてください。

【最後に一言】「くわばら、くわばら」は雷ばかりじゃない!


P6160039.jpg(なんとなくの籠、狭い所は大丈夫?)

「くわばら くわばら」ですが、先日大阪北部を襲った大きな地震は、本当にびっくりしました。多くの方々が被災され、現在も復旧作業は難航しています。はっきりしたことはわからなかったようですが、好きな歴史学的見地から言うと、前回の地震は有馬-高槻断層帯のずれが引き起こした地震ともいわれています。

有馬-高槻断層帯(が引き起こした地震としては、1596年に起きた伏見桃山の豊臣秀吉の『伏見城』を崩壊した地震があります。

今回は、雷よけのお寺ということで「欣勝寺」を取り上げさせていただきましたが、昨日からの大雨で、全国で大きな被害が出ているようで、亡くなった方もおられます。被災された方に心からのお見舞いを申し上げます。

私も、昨日は神戸ポートアイランドの病院に行く予定だったのですが、有馬街道が通行止め(高速道路も全て通行止め)になっていて、仕事を有給を取って休んだにもかかわらず、全く家から動くことができませんでした。

「くわばら くわばら 欣勝寺」「くわばら くわばら 大地震」「くわばら くわばら 大雨」、人間は自然災害には無力な訳ですが、情報を早く入手して、素早く行動する事で、被害を最小限に収めてくださいね。本当に『くわばら くわばら』です。

いつも応援ありがとうございます。歴史って本当に面白いですよね~!
今後もランキングにはこだわって良い記事をUPしたいと思います。はげみになりますので宜しくお願い致します(^人^)
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