2017/03/16

涙脆い人はハンケチをご用意下さいね!平敦盛『首塚』

前回に引き続き平敦盛ゆかりの場所を御紹介させて頂きます(^人^)。

「敦盛」と言えば「人間五十年 下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり~。一度生を得て滅せぬ者のあるべきか~~。」の「織田信長」の幸若舞で有名ですが、原作とは少し?意味合いが違い、信長の創作?らしいですよ~(嘘でしょ~って感じです(^^;)

引き続き、「平家物語」の中でも、最も涙の量が多くなる?「巻第九~敦盛最後」ゆかりの地から、須磨寺の「平敦盛の首塚」を御紹介します(。´Д⊂) 
涙脆い人は注意してね~の第二段です。

P2220146.jpg(須磨寺奉納額より、敦盛青葉の笛を奏でる。)

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幸若舞の演目のひとつ「敦盛」は前回御紹介した「平家物語」のお話と少し?相違点がようなので、御紹介します(作者と製作年は不詳ですね)。

【ストーリー】

1184年(元暦元年)(平家方の呼ぶ寿永2年)、治承・寿永の乱(源平合戦)の一戦である須磨の浦における「一ノ谷の戦い」で、平家軍は源氏軍に押されて敗走をはじめます。
 平清盛の甥で平経盛の子、若き笛の名手でもあった平敦盛は、退却の際に愛用の漢竹の横笛(青葉の笛・小枝)を持ち出し忘れ、これを取りに戻ったため退却船に乗り遅れてしまいます。
出船しはじめた退却船を目指し渚に馬を飛ばす敦盛、退却船も気付いて岸へ船を戻そうとしますが、逆風で思うように船体を寄せられません。
敦盛自身も荒れた波しぶきに手こずり馬を上手く捌けずにいました。

そこに源氏方の熊谷直実が通りがかり、格式高い甲冑を身に着けた敦盛を目にすると、平家の有力武将であろうと踏んで一騎討ちを挑みます。
敦盛はこれに対して受けあいませんでしたが、直実は将同士の一騎討ちに応じなければ兵に命じて矢を放つと威迫します。
多勢に無勢、一斉に矢を射られるくらいならと、敦盛は直実との一騎討ちに応ました。
しかし実戦経験の差は歴然、百戦錬磨の直実に一騎討ちでかなうはずなく、敦盛は捕らえられてしまいます。

直実がいざ頸を討とうと組み伏せたその顔をよく見ると、元服間もない紅顔の若武者、名を尋ねて初めて、数え年16歳の平敦盛であると知ります。
直実の同じく16歳の息子熊谷直家は、この一ノ谷合戦で討死したばかり、我が嫡男の面影を重ね合わせ、また将来ある16歳の若武者を討つのを惜しんでためらっていました。
これを見て、組み伏せた敵武将の頸を討とうとしない直実の姿を、同道の源氏諸将が訝しみはじめ、「次郎(直実)に二心あり!次郎もろとも討ち取らむ」との声が上がり始めたため、直実はやむを得ず敦盛の頸を討ち取ります。

一ノ谷合戦は源氏方の勝利に終わりましたが、若き敦盛を討ったことが直実の心を苦しめ事に成ります。
合戦後の論功行賞も芳しくなく同僚武将との所領争いも不調、翌年には屋島の戦いの触れが出され、また同じ苦しみを思う出来事が起こるのかと悩んだ直実は世の無常を感じるようになり、出家を決意して世をはかなむようになります。

という具合です。
敦盛最初は逃げたんですね、幾つか相違点が出てきました。
此方の方が美化が少なくて、現実に近い感じがしますし、直実の無情感の出所を克明に描いていますね。




P2220206.jpg(須磨寺の庭に、合戦のシーンが再現されています。)
P2220207.jpg(呼び止められる敦盛像)
P2220208.jpg(勿論呼び止める直実像)

【人物紹介です前回もしましたが...】
「平敦盛」(1169~1184)父は平経盛、平清盛の甥にあたる。
従五位下に叙せられるが官職につかなかったため、無官大夫と呼ばれます。
笛の名手とされ、愛用の青葉の笛は、祖父の平忠盛が鳥羽院より下賜されたものでだそうです。
この一ノ谷の合戦が初陣、兄(経正・経俊)も一ノ谷の合戦で討死しています。

「熊谷直実」(1141~1207)武蔵国熊谷の御家人、源頼朝の挙兵直後より源氏方となり、各地を転戦します。
一ノ谷の合戦で平敦盛を討ち取る功績を挙げるが、同時に戦いの無常を知り、徐々に仏門への帰依の念を強めていきました。
建久3年(1192年)に相続争いの裁定を不服として出奔、翌年、浄土宗開祖「法然」の弟子となって出家し、名を蓮生とし、後は浄土宗の普及に努めます。

【須磨寺の『敦盛首塚』と平家関連史跡の紹介】

大師堂傍らの池は「敦盛首洗い池」、その背後には、合戦終了後、義経が池の前に腰を掛けて平家武将らの首実検をした名残という「義経腰掛の松」があります(この5年後、義経自らが鎌倉で首実検されるとは、思いもよらなかったでしょうが(((^_^;))。

P2220197.jpg
(義経首実検、腰掛の松です。前に首洗いの池が在るのですが、撮影し忘れてます(;^_^A)

敦盛の首は「須磨寺」で実検を終えると葬られ、その境内に「首塚」が建てられ祀られました。

P2220158.jpg(敦盛首塚の入り口です。)
P2220159.jpg(堂に成っています。五輪塔が首塚)
P2220162.jpg(首塚、敦盛さん眠っておられるのですかね?)


また、須磨寺には敦盛が身につけていた名笛「青葉の笛」が収蔵されています(須磨寺については、とても素敵なお寺なので、又の機械に丁寧に御紹介させて頂きます。)。

P2220210.jpg(青葉の笛?二本在りますね~確か細い方だったような…)
 

【さて幸若舞の謡?ですが】

直実が出家して世をはかなむ中段後半の一節に、『思へばこの世は常の住み家にあらず草葉に置く白露、水に宿る月よりなほあやし金谷に花を詠じ、榮花は先立つて無常の風に誘はるる南楼の月を弄ぶ輩も月に先立つて有為の雲にかくれり
人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり一度生を享け、滅せぬもののあるべきかこれを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ』
という詞章があり、織田信長がこの節を特に好んで演じたのは皆さんもご存知ですね(#^.^#)。

「人間(じんかん、又は、にんげんと詠みます)五十年」は、人の世の意味です。
「化天」は、六欲天の第五位の世化楽天で、一昼夜は人間界の800年にあたり、化天住人の定命は8,000歳とされます(800×360×8000=23040000年ですか?する事無くなるf(^_^;)。
「下天」は、六欲天の最下位の世で、一昼夜は人間界の50年に当たり、住人の定命は500歳とされます。
信長は16世紀の人物なので、「人間」を「人の世」の意味で使っていた様ですし「化天」を「下天」と読み替えています。
「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり」は、「人の世の50年の歳月は、下天の一日にしかあたらない」という意味になりますが、現代において、「(当時の平均寿命から)人の一生は五十年に過ぎない」という意味としばしば誤って説明される場合があるが、この一節は天界を比較対象とすることで人の世の時の流れの儚さについて説明しているだけで、人の一生が五十年と言っているわけではないのです。
さて、信長が49歳で本能寺に倒れた事もあり、人の人生は50年と信長が謡っていたと思っておられる方が多いいのでは無いでしょうか(若しくは信長が本当に間違えていたのかも知れませんが!)?

【最後にこんな伝説も】

直実は建久元年(1190年)法然の勧めにより、高野山で敦盛の七回忌法要を行っています。
また『一谷嫩軍記』では、実は敦盛は後白河院のご落胤で、直実はそれを知っていて、自分の息子小次郎の首を刎ねたという記述となっているのも面白いですねσ(^_^;)?。

【最後にも一つ】

2012年NHK大河ドラマ「平清盛」で題字を担当し、多岐に渡り様々な活動を展開、人々に感動と勇気と希望を与えているダウン症の女流書家「金澤翔子」さんの書を紹介します(偶然出会えたし、実は大河ドラマの題字の事を知りませんでしたf(^_^;)。

P2220214.jpg
(素晴しいものに出会うことが出来ました。これも敦盛さんの導きです。)
P2220216.jpg(「慈眼視衆生」意味は上に…ガラスが光って申し訳ありません)


1985 年東京都目黒区に誕生。
5歳から書道を始め、母でもある金沢蘭凰に師事。
10歳で「般若心経」を書き、2004 年に雅号 小蘭を取得。
2005年より様々な会場にて席上揮毫を行い、 奇跡の天才書家として注目をあつめる。
2009 年京都・建仁寺に「風神雷神」を奉納(こちらは写真に収めているはずなので、建仁寺ご紹介のおりに紹介いたします)。

歴史は私に新しい発見と素晴しい出会いをもたらしてくれます。
学生時代を通してこんなにも勉強したことが有ったかと思ってしまう、今日この頃です。


又、長々とお付き合いをありがとうございましたm(__)m

いつも応援、ありがとうございますm(__)m。
歴史って本当に面白いですよね~!

今後もランキングにはこだわって良い記事をUPしたいと思いますので宜しくお願い致します(^人^)
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